通院しながら自宅療養中の外猫ぴーちゃん、27日頃から食欲が上向いてきました。
これは本当に嬉しい変化です!
28日の通院を最後に、このまま様子を見ましょう、ということになりました。
そして、黄疸のせいか黄色くなっていたその目も、やっと緑がかった美しい瞳に戻りました。

まだまだガリガリに痩せていますが、なんとかご飯も食べてくれています。
今では、ケージの扉を開けると自ら出てきて甘えるほど元気になりました。
あとは、もっとしっかり食べるようになって体力を取り戻してくれるのを待つだけです。

この外猫ぴーちゃんには、他の外猫さんよりも強い想い入れがあります。
というのも、ぴーちゃんは母猫とともに昨年一度捕獲され、
連れ去られてしまったという悲しい事件があったからなのです。
激しい雨が降り、急激に寒くなった昨年の秋のことでした。
毎日ぴーちゃんと母猫を想い、胸が張り裂けそうでした。
私の家から十数kmも先の、近くに民家もない山の中に捨てられたと知り、
私は何度も探しに行きましたが、とうとう見つけることはできませんでした。
そして数ヶ月が過ぎ、どうしようもなく辛い気持ちのまま過ごしていたある日のことです。
私が買い物から帰ると、遠くから私の車を目がけて走って来た猫がいました。
家の前に急いで車を停めてその猫を見ると、なんとそれはぴーちゃんだったのです!
えぇぇぇぇ?!ぴーちゃん?!
キャリーに入れられ、車で運ばれていったのに、どうやってここがわかったの・・・?
山も、川も、車の往来の激しい大通りも越えて、どうやって戻ってきたのでしょう。
ずいぶん遠くから私の車を見つけて走ってきてくれて、そして、
これ以上ないほどに嬉しそうに甘えてくるぴーちゃんに、涙が出ました。
猫同士の喧嘩で負ったのでしょうか、脚に大きな傷がありましたが、驚いたことに、
治療を受けたような痕がありました。
そして、それほど痩せてもいませんでした。
おとなしくて人懐こい性格のぴーちゃんです。
誰か可愛がってくれた人がいたのかもしれません。
連れ去られてから、約半年が過ぎていました。
でも、悲しいことに、いつもいっしょにいた母猫は、帰っては来ませんでした。
私のぴーちゃんが帰って来た!!
もうどこへもやらせたくない。
そう思って保護しようとしたのですが、連れ去られたせいかキャリーに脅え、
家の中も怖がり、脱走してしまったので断念していた矢先の今回の保護劇でした。

病院の先生からも、一時は、諦めなければいけないかもしれない、覚悟はしておいてほしいと
言われ、悲痛な想いでいましたが、ようやく、危険な状態からは脱することができました。
本当に、心から嬉しい気持ちでいっぱいです。
今では、家の中でおとなしくしていて、膝に乗せてあげると、離れたくないとばかりに
しがみついて甘えます。
まだまだとうぶん隔離生活ではありますが、もうこのまま家猫さんになってもらうつもりです。
遠くから心配してくださったり、応援してくださった皆様、本当に本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。
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安心しました
遠回りしたけど幸せになれそうでよかった。
翠さんも猫ちゃん5匹のお世話は大変でしょうけど
頑張ってくださいね。応援しています。